庚申待

若き僧綱(そうごう)・有職(ゆうそく)などが庚申して遊けるに、うへの童(わらは)のいとにくさげなるが、瓶子などしありける(宇治拾遺物語)、 に 庚申して、 とあるのは、 庚申待、 の意で、 庚申の夜、語り明かす行事、 とある(中島悦次校注『宇治拾遺物語』)。「庚申」は、十干十二支の組合せの一つで、 かのえさる、 の日で、60日または60年…

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