注連縄
さらば此御祭の御きよめするなりとて、四目(しめ)引きめぐらして、いかにもいかにも人なよせ給ひそ(宇治拾遺物語)、
にある
四目、
は、
注連(しめ)、
の当て字、
注連縄、
の意で、
聖場の標とするためにひきめぐらす縄、
とある(中島悦次校注『宇治拾遺物語』)。
「注連」は、
標、
とも当て、
動詞「占む」の連用形…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか