晡時

晡時になりて、油、灯心、抹香を携へ、仏前形(かた)ばかり飾り、看経(かんきん 経文の黙読)やうやう時移れば(宿直草)、 とある、 哺時(ほじ)、 は、 通常、 晡時、 と当てる。 申(さる)の刻、午後四時頃の日暮れ時、 の意である(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。転じて、 日暮時、 夕方、 の意でも使う。 「晡時」は、 …

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