晡時
晡時になりて、油、灯心、抹香を携へ、仏前形(かた)ばかり飾り、看経(かんきん 経文の黙読)やうやう時移れば(宿直草)、
とある、
哺時(ほじ)、
は、
通常、
晡時、
と当てる。
申(さる)の刻、午後四時頃の日暮れ時、
の意である(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。転じて、
日暮時、
夕方、
の意でも使う。
「晡時」は、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか