一殺多生
さりながら興隆仏法のため、一殺多生の善とはこれらをや申すべき。退治し給へ申さん(宿直草)、
とある、
一殺多生、
は、
仏教で一人を殺すことによって多くの人を助けること、
と注記がある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。
「一殺多生」は、
いっせつたしょう、
あるいは、
いっさつたしょう、
と訓ませる(日本国語大辞典)。元は大乗仏教経…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか