まけ
されば心に懸からぬ怪異(けい)は更にその難無きものをや。なう、お目のまけを取り給へ、空には花は咲き候まじ(宿直草)
にある、
まけ、
は、
目に白いもやがかかっているように見えるのを指す、
とあり(高田衛編・校注『江戸怪談集』)、
目気、
とも当て、転じて、
膜、
とある(仝上)。ここでは、
まけ、
は、
比喩として使っ…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか