果報

身も逸(はや)らば、心の外(ほか)に越度(おつど)もあるべし。思案して五輪を切らざるは、ああ果報人かな(宿直草)、 とある、 果報人、 は、 幸運な人、 の意とある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。「果報」には、 此の所にて皆死すべき果報にてこそ有るらめ(太平記)、 と、 因果応報、 つまり、 前世での善悪さまざまの所為が原因となっ…

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