通底する土俗
柳田國男「伝説・木思石語他(柳田國男全集7)」を読む。
本書には、
伝説、
木思石語、
神を助けた話、
他が収められている。「木思石語」では、伝説の分類を試みている。伝説は、
ハナシではなく、その世に伝わっているのはコトである、
として、
土地に定着し地物と不可分に伝わっているもの、
を中心として、
木の伝説(腰掛松、矢立杉、杖銀杏…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか