依怙
昨日の商ひに油二合五勺の依怙(えこ)あるによりて(宿直草)、
にある、
依怙、
は、
不正なもうけ、
の意とある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。
「依怙」は、中国最古の字書『説文解字』(後漢・許慎)に、
依、倚也、
怙、恃成、
とあり、
依(よりかかる、頼る)+怙(頼む)、
で(日本語源広辞典)、
哀しい哉、王土の民 瞻仰…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか