なづさふ

一入(ひとしお)惜しみ可愛(かわゆ)くさふらへ、其れ様もなづさふ者なれば、不憫に思し候はんか(宿直草)、 にある、 なづさふ者、 は、 馴れ親しんだ者、 の意とある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。 なづさふ、 は、現代表記では、 なずさう、 となるが、 三重の子が 挙(ささ)がせる美豆多麻宇岐(瑞玉盞 ミヅタマウキ)に浮きし脂落ち…

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