保呂乱す

誉れ世に高きも夫婦の中の善し悪しにあり。ああ保呂乱すべからず(宿直草)、 にある、 保呂乱す、 は、 取り乱す、 意とあり(高田衛編・校注『江戸怪談集』)、 鷹が両翼の下の羽毛である保呂羽を乱す意から、 ともある(仝上)。「保呂」は、 保呂羽(ば)の略、 で、 鷹(たか)や鷲(わし)の翼の下にある羽、矢羽として珍重された、 と…

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