鰐
かしこを見れば、其の長(たけ)五尋(ひろ)ばかりもあるらんと覚しき、鰐(わに)と云ふ物、五、六十ばかり、舟の前後を打ち囲みてぞ見へにける(善悪報ばなし)、
にある、
鰐、
は、
鮫類の古名、
とある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。「さめ」(http://ppnetwork.seesaa.net/article/452936180.html)で触れたように、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか