沙喝

僧廿人ばかり、沙喝(しゃかつ)あり。寺の霊宝に硯一面あり(奇異雑談集)、 とある、 沙喝、 は、 沙弥と喝食、 とあり(高田衛編・校注『江戸怪談集』)、「喝食」は、 僧になりたらば、喝食に指をさされ、法師になりたらば、児(ちご)どもに笑はれず(太平記)、 と、 禅寺の稚児、 を意味する(兵藤裕己校注『太平記』)。「喝食」は、 かつじ…

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