つぼ折

其の様、地白の帷子(かたびら)をつぼ折り、杖を突きて山の頂に登る(伽婢子)、 にある、 つぼ折り、 は、 着物の褄を折って前の帯にはさむ、 意とあり(高田衛編・校注『江戸怪談集』)、 かいどる(搔い取る)、 と同義とある(仝上)が、「かいどる」は、 小袖(こそで)の、しほしほとあるをかいどって(太平記)、 と、日葡辞書(1603~04)に…

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