藐姑射(はこや)

修行を勤め、其の後天上にのぼり、或いは蓬莱宮、或いは藐姑射(はこや)の山、或いは玉景(ぎょくけい)崑閬(こんろう)なんどに行きて(伽婢子)、 にある、 藐姑射の山、 は、 仙人が住むという山、 とある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。因みに、「蓬莱宮」とは、 中国の伝説で、東海中にあって仙人が住み、不老不死の霊地とされた、 とある(仝上)が、いわゆる…

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