縹(はなだ)

桜の枝一つ築地より外に差し出でて、縹(はなだ)の打ち帯一筋、縄の様なるを懸け置きたり(伽婢子)、 とある、 縹の打ち帯、 は、 薄い藍色の紐で組んだ帯、 とある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。「打帯」は、 糸で組んだ紐の帯、 で、 丸打ち、または、平打ちの太い紐を用いる、 とある。 組み帯、 のことである(精選版日本国語大辞…

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