さざれ石
俗にさざれ石と呼ぶ、この石の上に清水いりて常に水たえず、白龍石中にすむなり(梁塵秘抄口伝集)、
にある、
さざれ石、
の「さざ」は、
細、
あるいは、
小、
細小
と当て(広辞苑・岩波古語辞典)、
「わずかな」「小さい」「こまかい」、
の意で、
ささ蟹、
ささ濁り、
ささ浪(波)、
等々、接頭語的に用い、
細かいも…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか