景公の夢

『左伝』には景公の夢、鄭の大夫伯有(はくゆう)が事、皆鬼神を伝へり(伽婢子)、 にある、 景公の夢、 とは、 景公が病気になると、夢の中に鬼が二人の小人になって会話したという、 という注記がある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。これだと何のことだかわかりにくいが、所謂、 病膏肓に入る、 の逸話である。なお、「伯有」についても、 春秋時代の人。貪…

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