せこめる

勝れて慳貪なる者にて、恒に婦(よめ)をせこめること限りなし(片仮名本・因果物語)、 にある、 せこめる、 は、 いじめる、 意とある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。 せごめる、 ともいい、 近世語、 とある(大辞林)。 いつかに高名したきとて、科なき女をせこむること、兄ながらも広綱は侍には似合ず(浄瑠璃「佐々木先陣(1686)」)…

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