せこめる
勝れて慳貪なる者にて、恒に婦(よめ)をせこめること限りなし(片仮名本・因果物語)、
にある、
せこめる、
は、
いじめる、
意とある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。
せごめる、
ともいい、
近世語、
とある(大辞林)。
いつかに高名したきとて、科なき女をせこむること、兄ながらも広綱は侍には似合ず(浄瑠璃「佐々木先陣(1686)」)…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか