百万遍

……怨念を払はん爲とて、寺中寄りあひ百万遍の念仏を修行しける(曽呂利物語)、 とある、 百万遍の念仏、 とは、 災厄や病気をはらうために、大勢が集まって念仏を百万回となえる行事、 とある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。 百万遍念仏、 とも、略して、 百万遍、 ともいう。 如綽禅師、撿得経文、但能念仏一心不乱、得百万遍已去者、定得往…

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