十念

一々懺悔して十念を授かりて、久しく念仏しければ、いつと無く蛇失せたりと也(片仮名本・因果物語)、 とある、 十念、 とは、 僧から南無阿弥陀仏の六字の名号を十遍唱えてもらい、仏との縁を結ぶこと、 とある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)が、これは、 浄土宗・時宗、 で、僧が南無阿弥陀仏の名号を信者に授けて結縁(けちえん)させること、 をいい(広辞…

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