聊爾

こは如何に、聊爾をしつる事かな、と肝を潰し(曽呂利物語)、 脇よりも、聊爾をすな、殿の御秘蔵の唐猫なりと云ひければ(仝上)、 などとある、 聊爾、 は、前者については、 あやまち、 と注記がある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)が、後者は、後述の意味の幅から見ると、 粗相、 とか、 失礼、 といった意味ではないかと思う。 聊爾(レウジ・リョ…

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