唐臼
いつも内なる唐臼(からうす)の上に、俵もの、石など多く置き、二十人ばかりしては、動かしがたく拵へて(曽呂利物語)、
いつもの如く、唐臼を踏み鳴らす(仝上)、
とある、
唐臼、
は、
足で踏んで杵(きね)を上下させる仕掛けの石臼、
とある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。
天照るや日の異(け)に干(ほ)しさひづるや唐臼(からうす)に搗き庭に立つ手臼(てうす…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか