酒呑童子
手足は龍の如くにて、長さ一丈三尺五寸、かしらは絵にかけれる酒顛童子(しゅてんどうじ)の如くなり(曽呂利物語)、
にある、
酒顛童子、
は、
酒呑童子、
とも当てるが、
鬼形をもって財を掠め、婦女子を略奪した伝説の妖怪。丹波大江山や近江国伊吹山に住んだ、
とある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。南北朝時代頃成立した御伽草子、
酒呑童子、
を…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか