一条戻り橋
いつの頃にか有りけん、都のもどり橋の辺に、夜な夜な変化のもの有りと云ひわたる事あり(曽呂利物語)、
とある、
もどり橋、
は、
一条戻り橋、
のことで、
堀川の一条大路に架かる。古代、中世を通じて京域の境とされ、多くの伝承を生んだ。橋名の由来は、「一条の橋をもどり橋といへるは、宰相三善清行のよみがへり給へるゆへに名付けて侍る」(『撰集抄』)とされている、
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生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか