おはぐろ
振り分けた髪の下よりも、並べたる角生(つのお)いたるが、薄化粧に鉄漿(かね)黒々とつけたり。恐ろしとも云はん方なし(曽呂利物語)、
とある、
鉄漿、
は、
おはぐろ、
の意で、
歯を染めるための黒い液、
とある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。
(お歯黒を付ける女性(歌川国貞) デジタル大辞泉)
「おはぐろ」は、
御歯黒、
鉄漿、…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか