富楼那 ( ふるな )の弁

浄土の荘厳(しょうごん)のおごそかなるさま、独り来て独り行くのことわり、富楼那の弁をかつて一時ばかり説き聞かせ給ふほどに(新御伽婢子)、 にある、 富楼那の弁をかつて、 とは、 釈迦十大弟子のうち、弁舌第一といわれた、富楼那(ふるな)のような巧妙な弁舌を駆使して、 と注記がある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。因みに、上記の、 独り来て独り行く、 は…

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