八功徳池(はっくどくすい)
西方にあり、八功徳水(はちくどくすい)といふ(新御伽婢子)、
の、
八功徳水、
は、
はっくどくすい、
とも訓ませるが、
極楽浄土にある七宝の池、
と注記がある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。阿弥陀経に、
また舎利弗、極楽国土には七宝(しっぽう)の池あり。八功徳水(はっくどくすい)そのなかに充満(じゅうまん)せり。池の底にはもつぱら金(こがね…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか