不興
一念をはげみて、敵の命をとれ。相かまへて忘失せば、不興するぞ(新御伽婢子)、
の、
不興、
は、
勘当、親子の縁を切って追放すること、
と注記がある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。
「不興」は、
ふきょう、
あるいは、
ぶきょう、
とも訓ませ、その場合、
あまりに何もかも一つ御事にて、無興なるほどなれば(「愚管抄(1220)…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか