不興

一念をはげみて、敵の命をとれ。相かまへて忘失せば、不興するぞ(新御伽婢子)、 の、 不興、 は、 勘当、親子の縁を切って追放すること、 と注記がある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。 「不興」は、 ふきょう、 あるいは、 ぶきょう、 とも訓ませ、その場合、 あまりに何もかも一つ御事にて、無興なるほどなれば(「愚管抄(1220)…

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