時めく
家、時めきて田園多く、子供五人持てり(新御伽婢子)、
の、
時めきて、
は、
繫栄していて、
と注記がある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。
「時めく」は、
今を時めく、
といった使い方をするが、
「めく」は接尾語、
で、「ときめく」で触れたように、
名詞・形容詞語幹・副詞について四段活用の動詞をつくる(岩波古語辞典)、
体…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか