けつらふ

紅粉翠黛(こうふんすいたい)たる顔にいやまさりて、けつらひ、愁(うれ)へる眼(まなこ)、涙に浮き腫れたり(新御伽婢子)、 にある、 けつらひ、 は、 つくろい、粧い、 と注記がある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。紅粉翠黛は、 美しい顔の色、みどりのまゆずみをほどこした美しい眉、 とある(仝上)。「紅顔翠黛」と同義である。 「けつらひ」は、 …

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