かねこと

女も遠くしたひ又の日をかねことし、あかで別るる横雲の空など、名残り惜しみ(新御伽婢子)、 の、 かねこと、 は、 約束、 と注記がある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。 かねこと、 は、 兼ね言、 兼言、 予言、 などと当て(広辞苑・岩波古語辞典)、 ゆゆしきかねことなれど、尼君その程までながらへ給はむ(源氏物語)、 と、…

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