一跡

我が一跡を掠め取り、身の佇(たたず)み(置き所)もならず、所さへ追ひ失はれし(新御伽婢子)、 の、 一跡、 は、 財産のすべて、 あひかまへて、小分の(少額の)かけにし給ふな。身代一跡と定めらるべし(仝上)、 の、 身代一跡、 は、 全財産、 と、それぞれ注記がある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。 一跡、 の、 …

続きを読む