述懐奉公

それがし、述懐奉公いたしける事、身におぼせえたる科(とが)なれば、ちからなし(平仮名本・因果物語)、 とある、 述懐奉公、 とは、ここでは、 公然とお上の非を訴えること、 という意味で使われている(高田衛編・校注『江戸怪談集』)が、 述懐奉公身を持たず、 という諺があり、 不平不満をいだきながらする奉公、 をいい、 (主人や君主に)…

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