述懐奉公
それがし、述懐奉公いたしける事、身におぼせえたる科(とが)なれば、ちからなし(平仮名本・因果物語)、
とある、
述懐奉公、
とは、ここでは、
公然とお上の非を訴えること、
という意味で使われている(高田衛編・校注『江戸怪談集』)が、
述懐奉公身を持たず、
という諺があり、
不平不満をいだきながらする奉公、
をいい、
(主人や君主に)…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか