火定(かじょう)

汝、早く此の娑婆を立ちさりて、火定(かじょう)に入るべし。その時来迎して、西方へ救ひとらん(諸国百物語)、 とある、 火定(かじょう)、 は、 火中禅定、 ともいい、 自ら焼身して、弥陀の世界にはいること、 と注記がある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。 火化、 ともいう(広辞苑)。 「西方」とは、いうまでもなく、 西方浄土、…

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