篳篥(ひちりき)
西の方より、三尊(さんぞん)、その外廿五の菩薩たち、笙、篳篥(ひちりき)、管弦にて、光を放って来迎ありければ(諸国百物語)、
の、
笙、篳篥(ひちりき)、管弦、
は、
笙、篳篥(ひちりき)とも古代の吹奏楽器、管弦は絃楽器、管楽器の総称、
とある(高田衛編・校注『江戸怪談集』)。「管楽器」としては、
竜笛(りゅうてき)、
高麗笛(こまぶえ)、
神楽笛(か…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか