石塚
柳田國男『増補 山島民譚集』を読む。
本書は、
『甲寅叢書』の一冊として大正三年七月に刊行、
され、
七冊の続編が予定、
され、
長者ノ栄華、
長者没落、
朝日夕日、
黄金ノ雞、
椀貸塚、
隠里、
打出ノ小槌、
道(衢)ノ神、
石生長、
石誕生、
硯の水、
の続刊が予告されていたが、刊行されずに終わったといういわく付きの書…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか