味煎
何ぞ湯涌すぞと見れば、此の水と見ゆるは味煎(みせん)なりけり(今昔物語)、
とある、
味煎、
は、
甘味料、あまづら(植物)から取った汁をにつめる、
と注記がある(佐藤謙三校注『今昔物語集』)。
未煎、
蜜煎、
とも当て(大言海)、字鏡(平安後期頃)に、
未煎、ミセン(甘葛)、
とあり、
あまづらせん(甘葛煎)に同じ、
とあ…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか