得意
本より得意とありける人一両人を伴なひて、道知れる人もなくて惑ひ行きけり(今昔物語)、
の、
得意、
は、
知人、
と注記がある(佐藤謙三校注『今昔物語集』)。
得意(とくい)、
は、
天子得意、則愷歌(司馬法)、
と、
意の如くなりて満足する、
意の漢語であり、
失意、
の対である(字源)。日本語でも、
大小…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか