味煎

何ぞ湯涌すぞと見れば、此の水と見ゆるは味煎(みせん)なりけり(今昔物語)、 とある、 味煎、 は、 甘味料、あまづら(植物)から取った汁をにつめる、 と注記がある(佐藤謙三校注『今昔物語集』)。 未煎、 蜜煎、 とも当て(大言海)、字鏡(平安後期頃)に、 未煎、ミセン(甘葛)、 とあり、 あまづらせん(甘葛煎)に同じ、 とあ…

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