昔話の通時性と共時性
柳田國男『口承文芸史・昔話と文学(柳田国男全集8)』を読む。
本書は、
口承文芸史考、
昔話と文学、
昔話覚書、
が収められている。この三篇は、
昔話研究への入門、あるいは最も基本的なテキスト、
と目されている(解説・野村純一)らしい。
口承文芸史考、
では、文字に書かれた「文芸」に対する文芸としての、
口承文芸、
を説き、自…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか