和琴(わごん)
匡衡を呼びて、女房とも和琴(わごん)を差し出して(今昔物語)、
にある、
和琴、
は、
日本の弦楽器、
で、
形は筝(こと)に似て、本の方が狭く、六絃、右手に爪(琴軋(ことさき 長さ7センチほどの鼈甲製の撥)を持って掻き鳴らし、左手は指先ではじく、
とあり(岩波古語辞典・大辞林)、色葉字類抄(平安末期)には、
倭琴、ワコン、
とある。
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか