覓(ま)ぐ
速須佐之男命(はやすさのをのみこと)、宮つくるべき所を出雲の国にまぎ給ひき(古事記)、
やしま國、妻麻岐(まぎ)かねて、遠遠し、越の國に(仝上)、
とある、
覓ぐ、
は、
求ぐ、
とも当て、
追いもとめる、
さがしもとめる、
意である(広辞苑)。
まぐ、
の語源については、
目(マ)の活用、香(か)ぐ、輪ぐと同趣(大言海)、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか