左券
今のうちに一通り堺目を立てて、他日の左券とするのである(柳田國男『口承文芸史考』)、
にある、
左券、
は、
左契、
に同義で、
左験、
ともいう(字源)。
契(ケイ)も、券(ケン)も、割符なり、
とある(大言海)が、
昔、木の札に約束事を書き、手の印形を押した。それを二つに割って、甲乙がその片方はずつを保存し、照らし合わせて証拠と…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか