樵(こ)る
斧取りて丹生の檜山の木こり来て筏に作り真楫(まかじ)貫き礒漕ぎ廻つつ島伝ひ見れども飽かずみ吉野の瀧もとどろに落つる白波(万葉集)、
の、
こる、
は、
樵る、
伐る、
と当て、類聚名義抄(11~12世紀)に、
伐、キル・コル、
とあり、
枝を切ること、
また、
株を残して立木を切る、
意とある(岩波古語辞典)。
樵る、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか