あななひ

ただ独り寺のもとに歩み出て、あななひどもを結びたる中に立ち廻りて見給ひける程に(今昔物語)、 の、 あななひ、 は、動詞、 あななふ、 の名詞形で、 麻柱、 と当て(大言海)、 支柱(すけ)の義、 とあり、 古、工人、支柱に縁(ふちど)りて、高きに登りしに起こると云ふ、麻柱は、庪柱の誤りならむかと云ふ説あり、即ち、枝柱、支柱なり、 …

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