かたぬぐ
されば皆紐解き袒(かたぬ)ぎて舞ひ戯(たはむ)るる間夜も漸くふけて皆人いたく酔ひにたり(今昔物語)、
の、
袒ぐ、
は、
肩脱ぐ、
とも当て、
上衣(ウハギ)をなかば脱いで、下衣(シタギ)の肩をあらわす、
意で、さらに転じて、
袒ぎて背(せなか)を見しむ(今昔物語)、
と、
はだ脱ぎになる、
意でも使う(岩波古語辞典)。
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか