ねびまさる

寄りて見れば、見し時よりもねびまさりて、あらぬ者にめでたく見ゆ(今昔物語)、 の、 ねびまさる、 は、 成人して、大人びて、 とある(佐藤謙三校注『今昔物語集』)。因みに、「あらぬ者」は、 其の人とは思えぬほど立派に、 とある(仝上)。 ねびまさる、 は、 ねび勝る、 と当てたり(広辞苑)、 老成勝る、 と当てたり…

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