あからめ

本の妻の許に返り行きて、本のごと、あからめもせで棲みにける(今昔物語)、 の、 あからめ、 は、 よそめ、 の意で、 わきみ、 つまり、文脈では、 他の女には目もくれず、 の意とある(佐藤謙三校注『今昔物語集』)。 あから目、 傍目、 傍観、 などと当て(広辞苑・学研国語大辞典・大言海)、類聚名義抄(11~12世紀)には、…

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