まなかぶら
筒尻を以て小男のまなかぶらをいたく突きければ、小男、突かれて泣き立つと見る程に(今昔物語)、
の、
まなかぶら、
は、
目のふち、
とある(佐藤謙三校注『今昔物語集』)。
眶、
と当て、和名類聚抄(平安中期)に、
眶、和名万奈加布良(まなかぶら)、目眶也、
とあり、色葉字類抄(平安末期)には、
眶、マカフラ、
とあり、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか