構ふ

醫師もこれを聞きて泣きぬ。さて云ひやう、此の事を聞くに、實にあさまし、己構へむと云ひて(今昔物語)、 の、 構ふ、 は、 方法を考える、 と注記がある(佐藤謙三校注『今昔物語集』)。 構ふ、 については、 カム(噛)アフ(合)の約、かみあわせる意(岩波古語辞典)、 カは構くの語根、マフは、設け成す意(見まふ、為(しまふ)、立ちまふ)(大言海)…

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